【化物語】第2話 感想|蟹、こわーーーー!

アニメ『化物語』第2話です。

アニメ『化物語』第2話|あらすじ・感想

羽川は戦場ヶ原の住む家は豪邸だと言っていたが、実際はそんなものとは程遠い住処だった。
戦場ヶ原曰く、母親がハマった宗教に貢いだ結果多額の借金を生み、今は父親とここで暮らしているという事だった。

忍野は二人を、いったん家に帰るよう告げた。
身支度を整え、もう一度ここに来るように指示する彼に、戦場ヶ原は謝礼について確認をした。
意外な問いかけに虚を突かれるが、忍野は10万円で手を打つ。
自分の時はそんなものでは済まなかったと阿良々木は文句を垂れたが、忍野は吸血鬼が相手だったからと切り返した。

シャワーから上がった戦場ヶ原は一糸纏わぬ姿で阿良々木の前に立っていた。
どうやら着替えを持たずにシャワーを浴びていたらしい。
せめてタオルで隠せと抗議する阿良々木だったが、貧乏くさいと彼女は断った。

清潔な服、と言われたものの――と彼女の呟くボヤキにいちいち反応してしまう阿良々木。
もういいと言われ促されるように向き直る阿良々木だったが、そこにはやはり挑発的な姿の彼女が座っていた。
彼女曰く、『お礼』だそうだ。

感想を求められたものの、阿良々木の答えに最低と見下す戦場ヶ原。
さらには童貞呼ばわりし始める彼女に抗議するが、口も上手だった。

心配しなくても、羽川には黙っておくという戦場ヶ原の気回しは、阿良々木と彼女の関係の誤解からだった。
阿良々木は羽川との関係性を弁解する。
羽川も、過去に忍野の世話になっていたことを改めて確認する戦場ヶ原。
阿良々木はそれもあって、一応忍野を信用してもいい人物だと言った。

一通り着替えを終えた戦場ヶ原は、過去の経験から、彼のことをおいそれと信用できないと呟く。
そして、髪を渇かすのを忘れていたと来ていた服を脱ぎ始めた。
その様子に、阿良々木は呆れて毒づく。

髪を渇かす間、戦場ヶ原の張りつめた気持ちを解そうとする阿良々木。
悪いことをしているわけではないし、ズルをしているわけでもないと宥める阿良々木だったが、戦場ヶ原はズルはしているかもと呟いた。

忍野の所で阿良々木が言っていた、月の模様みたいと言う言葉を改めて問う戦場ヶ原。
伝えられる土地により蟹や女性、神様と姿を変える件のオモシカニ。
彼は国によって月の模様が違って見える事が、本件と似ていると言ったのだった。

感心する戦場ヶ原だったが、それでも阿良々木の頭脳を高くは評価していない。
言葉の暴力だと抗議する阿良々木に、またも上手の発言で丸め込む。
着こんだ服を投げ出す彼女に、そろそろ疑念を抱いた阿良々木だったが、返ってきた返事にハッとする。
服が重い――。重みをなくした彼女にとっては、服を着るのも一苦労だった。

戦場ヶ原は阿良々木のことを意外に学があると言うが、頭の中に脳みそが詰まっているのかも――とやはり下手に見ている。
さらに自分のせいで阿良々木は頭のお粗末さ加減を自覚してしまったと、危惧している。
偏差値チェックにおいては偏差値46の阿良々木を四捨五入して0だと言ってのける。

すべてがうまくいったら、北海道へ蟹を食べに行きましょう――。
他人事のように返答する阿良々木だったが、戦場ヶ原は彼もいっしょに連れていくつもりだ。
真意を掴み兼ねる阿良々木に、彼女は答えた。
蟹って、とっても美味しいのよ――?

夜のとばりが完全に降りた街を抜け、二人は再び忍野の元を訪れる。
忍野は神前の正装を纏い、彼らを迎えた。
蟹を『退治』するものと思っていた阿良々木に、忍野は『お願い』するのだと訂正する。

神様は人間たちの区別などつかないし、無頓着だと、忍野は言った。
戦場ヶ原は、その神様は今もここにいるのか、と忍野に問う。
彼は、何処にでもいるが、ここに降りてきてもらうためには手順が必要だと答えた。

廃墟の一室で、注連縄を張り巡らせた場所に通し、忍野は頭を低くするよう二人に告げた。
形式的に、彼は戦場ヶ原の前に御神酒を差し出す。
忍野の声色が途端に落ち着きを伴い戦場ヶ原を促した。

押野の質問に、一つずつ淡々と答えて行く戦場ヶ原。
最後の質問で、彼女は口をつぐむ。
一つ一つ、言葉をかみしめるように、彼女は母親が宗教にハマったこと、その宗教の幹部が自分に乱暴を働いたことを告白する。

彼女への乱暴は未遂に終わった。
しかし、その一件で母親はペナルティを背負ってしまう。
戦場ヶ原は、もし自分があの時拒絶しなければ、と考えずにはいられなかった。

受け入れ難い事実と、自分の思い。
忍野は戦場ヶ原に、目を開けて『それ』を見るよう促した。
そこには――あの時行き会った蟹がいた。

激しく狼狽える戦場ヶ原だったが、忍野と阿良々木にその姿は見えてはいなかった。
その姿は、戦場ヶ原にしか見えてはいなかったのだった。
忍野の促しに、彼女が口を開きかける。
途端、その蟹は彼女めがけて突進し、壁際へと押しやった。

このままでは戦場ヶ原が危ない。
忍野は見えないはずの蟹の腕を一本、掴み背負い投げた。
すかさず、足で胴体を踏みつけ、動きを封じる。

言葉が通じないなら、実力行使しかない。
結局のところ、形式上は解決する。それに、と忍野は言葉をつづけた。
僕は蟹が嫌いなんだ――。

そんな忍野を、戦場ヶ原が制止した。
忍野はそこで、彼女に任せる。
彼女は地面に座り、頭を付いた。
彼女の必至の懇願に応えるかのように、蟹は姿を消す。

泣き崩れる戦場ヶ原の傍で、忍野はオモシカニの由来を阿良々木に告げる。
思い、しがらみ――。
彼女はその蟹に行き会ったことで、母に対する思いやしがらみの一切を手放したのだった。

今更取り戻しても、壊れたものは直せないと忍野は言うが、それでも彼女は取り戻したかったのだ。
懐かしい母親との記憶そのものを。

無駄ではない、と落ち着きを取り戻した戦場ヶ原は呟く。
この一件で、友達が増えたのだから――。
ここにきて戦場ヶ原が阿良々木にデレたのだった。

一夜明けて、寝不足の阿良々木を妹二人がたたき起こす。
やけに体のだるさを感じた阿良々木の体重は――増えていた。
そう、戦場ヶ原の無くした重さ分。
神様は確かに大雑把なようだ。

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